YAMANE's BLOG

山根ブログ

チャレンジした結果の失敗を評価する

2016.12.28 山根 太郎 山根ブログ

私が会社を経営していく上で大切にしていることのうちの一つに、人の成長があります。
モチベーションを上げるためにも「褒める」ことは重要だとは思いますが、私は成功をあまり褒めません。

私は、成功は大きく分けて2種類あると考えております。『当然の成功』と『偶然の成功』の2種類です。まず、『当然の成功』は現在の実力で確実に成功するものであり、評価に値しません。一方で『偶然の成功』は、まぐれの成功であり、次に同じようなケースがあれば失敗する可能性があります。

例えば、数学が不得意な人でも小学校1年生の算数のテストは満点を取ることが出来ると思います。しかし、「満点取ってすごいね」とは言われないでしょうし、むしろ褒められると恥ずかしいくらです。一方、数学が不得意な人は東京大学の数学科の期末試験は難解すぎて全く理解出来ないでしょうが、マークシートなどの選択問題のみであれば、満点を取ることができる可能性はあります。可能性は限りなくゼロに近いですが。まぐれで満点を取っても褒めるに値しないですよね。そのため私は成功を褒めません。

成功よりも、私はチャレンジした結果の失敗を評価しています。現在の実力の一つ上のレベルにチャレンジして欲しいと思っています。たとえ失敗したとしても、『なぜ失敗したのか』を分析し、『どのようにすれば成功するのか』対策を考え、次に『確実の成功』になれば成長につながります。

私は、この会社を創るまでに2社でサラリーマンを経験しております。サラリーマン時代は有り難いことに素晴らしい上司に恵まれました。数多くの失敗を重ねてもいつもチャレンジする機会を提供して頂きました。これらの失敗を重ねたからこそ今の自分があると思っています。この精神を引き継ぎ、人が成長する会社にしたいと考えています。

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